
●文部科学省後援OFT色彩検定に挑戦
色彩検定をご存知でしょうか。その名の通り、色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。文部科学省が後援になっていて、3級から1級まであり、基本的な言葉の定義から認識する人間の目の
仕組み、色の構造や組み合わせについて、広く学ぶことができます。最近はユニバーサルデザインのためのUC級というのができました。
資格を取ってもデザインはうまくならない
これは多くの資格試験に言えることですが、殊デザインにおいては、たとえ色彩検定の1級を取得したとしても、デザインを生み出す能力が格段に上がるわけではありません。就職で有利になることもほぼないと思います。ただ、色彩検定を通して色を体系的に勉強することが、自分や他人のデザインを理解したり、説明したりする際に役に立ちます。今回は全スタッフに受験してもらうことにしました。1級は試験期間が2日に及ぶことと、内容が色に特化しすぎて普段のデザイン業務からむしろ離れていくように思えたため、2級に設定しました。試験日は11月の中旬です。すでにスタッフにはテキストが配られ、着々と勉強中のはず…!


「今3級を持っていて、大学時代も授業で色彩学はあったのですが、もうほとんど覚えてないので一から勉強頑張ります。個人的にもより知識を深めたい分野だったので、デザインの仕事や絵画教室でアドバイスするときに役立てたいです。(坂田)」

「今回初めて色彩検定に挑戦します。過去の問題集を見たとき、ほぼ聞き慣れない言葉や細かい知識ばかりでした。色ってこんなに奥深いのかと思いつつ、さらにファッションなど別業界の言葉も書いてあったので、大丈夫かな…難しそう…と感じていました。
ですが、もともと色の仕組みや組み合わせに関しては興味があったので、楽しみつつ知識を取り入れながら勉強に励んでいきたいです。いずれかは色彩検定で学んだ知識を仕事や日常のどこかでいかせられるといいなと思っています。(佐久間)」

「色彩検定を受けるのは初めてなので正直不安ですが、元々気になっていたのでこのような機会を会社で頂けることがとても有り難いです ! 今回試験を受ける事で、その勉強がデザインの役に立つというのはもちろんですが、最近はパーソナルカラーやイメージコンサルタントなどが流行りなのでそういった面にも繋げられたら良いなと思っています。(佐藤)」

「学生の時に色彩検定3級を受けたのですがほとんど覚えておらず…。記憶力にはあまり自信がありませんが、がんばって勉強して合格したいです ! 色彩についての知識を深めて今後のお仕事や日常生活にも役立てていこうと思います。(中村)」

「2級は持っているので、今回新しいUC級にトライしたいと思います。これは色についてハンディキャップのある方や、加齢による見え方の違いなどを学べるので、かなり実践的な内容だと思っています。受かるかって?そりゃあもちろん !(太田垣)」
●色のもつ世界観

先日、あるクライアントから会社案内のリニューアルをしたい、ということでご依頼をいただきました。特に表紙は全部作り替えたい、とのことで、既にある他社のものをサンプルにいただき、このような感じにしてほしい、というご依頼でした。それが左のような色味のもの。全体的に淡めのトーンで作られ、繊細で未来的なイメージです。さっそくそれに沿って作り始めました。
信頼感を持ってもらう会社案内にはよく使われる色合いです。▲

何度か校正をやりとりしている途中でクライアントから、「新しくロゴができたので、使ってほしい」という依頼と共にデータが届きました(内容は変えています)。
会社案内全体が薄めの色合いの高級路線で作っていたので、会社名が入る部分にそのロゴが来ると、アンバランスです。そしてそのアンバランスさはクライアントにも伝わったのだと思います。
▲ロゴの部分だけ彩度が高くなってしまい、アンバランスです。

「ロゴの色に全体を合わせてほしい」
当然の展開になりました。当初の色味の世界観は全てなくなり、いわゆる「フラットデザイン」に舵を切り直さなくてはいけません。もちろん「当初に目指していた方向性と変わりますよ」と念を押しましたが、構わない、ということで、突き進みました。すでに納品済みです。
もちろん、最終的なデザインがよくないわけではありません。ただ、できれば最初からそのロゴありきで進めたかった、という気持ちです(笑)。当初のイメージは、色の指定一つで大きく変わってしまった、という例でした。
ロゴと統一が取れて、会社のカラーが伝わってきます。▲
※実際のデザインとは違います。簡易的に表現しました。

●永代を楽しむサイト「永代みたい」をもっとみたい!
→公式サイトはこちら
beyond2020
この度、江東区永代を楽しむ観光サイト「えいたいみたい」は、日本文化の魅力を発信する文化プログラム「beyond2020」への参加を希望しました。現在諸手続きを進めており、申請許可が降りるのを心待ちにしている状況です。
永代という限られた地域ではありますが、自然の豊かさと都心の華やかさが複雑に混ざり合うこの街を、国内外問わず多くの方々に知ってもらいたい。このプログラムへの参加が、その目標の大きな一歩になってくれるのではないかと思っています。
果たして申請は通るのでしょうか。ドキドキの結果はまた追って掲載させていただきます。

チラシができました
●デザイン絵画教室がひらく絵画教室だより
9月の課題
「パステル四季」

今回は「ソフトパステル」を使いました。パステルというと、これを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。削って伸ばすといった扱い方に戸惑いつつも、その特性をうまく使いながらモチーフの生き物や人物が「それぞれの季節でどんなことをして過ごしているのか?」を考えてもらい、ひとりひとりがイメージする一年間を詰め込んだ、素敵な作品ができました。
色鉛筆で細部を描いていきます。▲
●最近のできごとぽろぽろ
オリジナルPOP作成

事務所と絵画教室の入り口に設置された、弊社ならではの広報誌たち。この「千と希の設計図」を含め、もっと沢山の方々に手に取っていただけるようオリジナルのPOPを作成しました !
弊社デザイナーのアイディアが光る可愛らしいイラスト、機会があれば是非生で見てみてください。
念願のラミネーター

ずっと欲しかったラミネーターが、ついにこのサウザンドデザインにも上陸しました !これがあれば、ちょっとしたイラストやポストカード、だって綺麗に保存ができます。雨に濡れてもへっちゃら !
社長が奮発してくれたので、社内だけじゃなく絵画教室のレッスン等でもどんどん使っていきたいです。
冷蔵庫の中には…

オフィスの傍に鎮座する小型冷蔵庫。実は意外にも調味料のバリエーションが豊富なんです。食品撮影の際に使用するためなのですが、なんとスタッフのお昼休みでも大活躍 ! 味変も思うがまま、ランチタイムの頼もしいお供となっています。
★FAX番号変わります!
突然ですが10月から、当社のFAX番号が変更となります。時代と共に使う機会も少なくなりつつある代物ですが、やはりなんだかんだなくてはならない存在です。今回は送受信ともアナログマシンに切り替わると共に、電話番号も変更になりましたので、よろしくお願いいたします。


■スタッフの声■ 入社したばかりですが、社内がどんどんおしゃれになっていくのが嬉しいです! ( 中村)
「千と希の設計図」バックナンバーはこちら!
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2022年
2021年

●今をときめく段ボールベッド。
8月は東京2020大会、そうオリピク真っ最中で、くしくも外国の選手が選手村の段ボールベッドを壊したニュースで注目を浴びましたが、今回の段ボールベッドはそれとは全く別のもの。避難所などで活躍する簡易ベッドです。実は段ボールを使った簡易ベッドは世の中にたくさんあるのですが、八潮市の株式会社光永さんの段ボールベッドは収納性の高さや強度が非常に優れていて、全国の自治体で採用されている商品です。5月には組み立て説明図を作成させていただいています。
「組み立て動画を作って欲しい」というご依頼。
クライアントさまからはWEBサイトのリニューアルもご依頼いただいていたので、WEBに掲載するための動画になります。商品には紙の組み立て説明書が同梱されていますが、動画の方がわかりやすいという方や、たとえ説明書を紛失されてもWEBで確認できれば便利です。

●コマ送り動画の妙
他社の作る組み立て説明の動画をいくつか見たところ、フルCGアニメーションか、人の映っていないコマ送り動画のどちらか、という選択肢になりました。というのは、人間が映り込むと見えなくなる部分(死角)が多くなって、逆にわかりづらいのではないか、と考えたからです。これは商品の大きさにもよるとは思いました。フルCGは予算的に難しかったため、コマ送り動画でいきます。これは要所要所で静止画を撮影し、ナレーションやテロップと一緒にまとめる方法です。
輸送、搬入、設営、撮影、片付け、搬出

商品は全部で9つ。当社スタジオでは画角に収まりきらないため、江東区の区民センターを撮影場所としてお借りしました。商品と撮影機材を運び、スタッフと合流、搬入と、なかなかに体力勝負でしたが、2日間の撮影で撮り終えることができました。考えてみると自社にスタジオがなければ、撮影のたびに毎回機材の運搬が必要になります。
ナレーションは熟練のプロに

今回のナレーションは、老若男女が聞きやすいものである必要性や、被災地で拡声の設備が整わない中での視聴などを考え、やはり経験豊富な方に依頼しました。気持ちゆっくり目に読んでいただき、BGMは最初のみにしました。
こうして出来上がった組み立て動画は、以下のサイトでご覧いただけます。シンプルですが、なかなかわかりやすい動画ですよ?

●永代を楽しむサイト「永代みたい」をもっとみたい!
→公式サイトはこちら
食欲の秋と永代
永代は近辺の徒歩10分圏内という狭い地区ですが、ご飯処が23店舗もあるという充実さ!大衆居酒屋から高級料理店まで、なんでもある永代に是非訪れてみてください。TDIのおすすめは中央写真のゴマ屋。こちらは坦々麺の専門店で、麺はもちろん、サービスで頂ける卵が絶品♪ 是非ご賞味あれ。
●デザイン絵画教室がひらく絵画教室だより
6月の課題
「ボトルアクアリウム」

今月は瓶の中に小さなアクアリウムをつくりました。底には小石や貝殻を入れ、好きなものをアクリル絵具で描きます。 魚はもちろん、海にいたら楽しいだろうな、と思うモチーフを水に浮かせて、キラキラした自分だけのアクアリウムはどれも魅力的な出来栄え。 それぞれのアイデアを瓶の中に詰め込んで、とっておきの水中世界をつくることが出来ました!
●最近のできごとぽろぽろ

NEWフェイス紹介!
浜松デザインカレッジ出身の若手。200名を越す応募者から選ばれたのは「面接後のお礼メールを送ったから」という理由だとか(?)。どんなことでも前向きに取り組む姿勢は、周りの人に勇気と希望を与え続けています。

チョークボード、大量生産
絵画教室の定番レッスン「チョークアート」。初めて来た方向けにおこなっているのですが、根強い人気で以前作った分も残りわずかに。空いた時間にスタッフ全員で大量生産をしましたが、もはやデザイン事務所というより工場のよう……?

着々と進む社内整理
7月ごろから少しずつ始まった断捨離&社内整理。大きい裁断機があった場所には新しい棚が入りました!A3以上の紙などが出しやすくなり、作業がよりスムーズに。よく見ると棚色が一部違いますが、この話はまたいずれ。

スタッフが美味しく頂きました
よく見るテロップですが、撮影を担う会社として有難いことにTDIもその恩恵を受けています。これはコーヒー香るティラミスロール。食欲の秋、どころか食欲の春夏秋冬。

■スタッフの声■ 働く環境が綺麗だと、仕事にもやる気が出るなと思います。また、来社されたお客様にも居心地のいい空間になるように、今後も小さな場所からコツコツ整えていけたら…。ディスプレイも随時更新していますので要チェックです!(佐藤)
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