
●今をときめく段ボールベッド。
8月は東京2020大会、そうオリピク真っ最中で、くしくも外国の選手が選手村の段ボールベッドを壊したニュースで注目を浴びましたが、今回の段ボールベッドはそれとは全く別のもの。避難所などで活躍する簡易ベッドです。実は段ボールを使った簡易ベッドは世の中にたくさんあるのですが、八潮市の株式会社光永さんの段ボールベッドは収納性の高さや強度が非常に優れていて、全国の自治体で採用されている商品です。5月には組み立て説明図を作成させていただいています。
「組み立て動画を作って欲しい」というご依頼。
クライアントさまからはWEBサイトのリニューアルもご依頼いただいていたので、WEBに掲載するための動画になります。商品には紙の組み立て説明書が同梱されていますが、動画の方がわかりやすいという方や、たとえ説明書を紛失されてもWEBで確認できれば便利です。

●コマ送り動画の妙
他社の作る組み立て説明の動画をいくつか見たところ、フルCGアニメーションか、人の映っていないコマ送り動画のどちらか、という選択肢になりました。というのは、人間が映り込むと見えなくなる部分(死角)が多くなって、逆にわかりづらいのではないか、と考えたからです。これは商品の大きさにもよるとは思いました。フルCGは予算的に難しかったため、コマ送り動画でいきます。これは要所要所で静止画を撮影し、ナレーションやテロップと一緒にまとめる方法です。
輸送、搬入、設営、撮影、片付け、搬出

商品は全部で9つ。当社スタジオでは画角に収まりきらないため、江東区の区民センターを撮影場所としてお借りしました。商品と撮影機材を運び、スタッフと合流、搬入と、なかなかに体力勝負でしたが、2日間の撮影で撮り終えることができました。考えてみると自社にスタジオがなければ、撮影のたびに毎回機材の運搬が必要になります。
ナレーションは熟練のプロに

今回のナレーションは、老若男女が聞きやすいものである必要性や、被災地で拡声の設備が整わない中での視聴などを考え、やはり経験豊富な方に依頼しました。気持ちゆっくり目に読んでいただき、BGMは最初のみにしました。
こうして出来上がった組み立て動画は、以下のサイトでご覧いただけます。シンプルですが、なかなかわかりやすい動画ですよ?

●永代を楽しむサイト「永代みたい」をもっとみたい!
→公式サイトはこちら
食欲の秋と永代
永代は近辺の徒歩10分圏内という狭い地区ですが、ご飯処が23店舗もあるという充実さ!大衆居酒屋から高級料理店まで、なんでもある永代に是非訪れてみてください。TDIのおすすめは中央写真のゴマ屋。こちらは坦々麺の専門店で、麺はもちろん、サービスで頂ける卵が絶品♪ 是非ご賞味あれ。
●デザイン絵画教室がひらく絵画教室だより
6月の課題
「ボトルアクアリウム」

今月は瓶の中に小さなアクアリウムをつくりました。底には小石や貝殻を入れ、好きなものをアクリル絵具で描きます。 魚はもちろん、海にいたら楽しいだろうな、と思うモチーフを水に浮かせて、キラキラした自分だけのアクアリウムはどれも魅力的な出来栄え。 それぞれのアイデアを瓶の中に詰め込んで、とっておきの水中世界をつくることが出来ました!
●最近のできごとぽろぽろ

NEWフェイス紹介!
浜松デザインカレッジ出身の若手。200名を越す応募者から選ばれたのは「面接後のお礼メールを送ったから」という理由だとか(?)。どんなことでも前向きに取り組む姿勢は、周りの人に勇気と希望を与え続けています。

チョークボード、大量生産
絵画教室の定番レッスン「チョークアート」。初めて来た方向けにおこなっているのですが、根強い人気で以前作った分も残りわずかに。空いた時間にスタッフ全員で大量生産をしましたが、もはやデザイン事務所というより工場のよう……?

着々と進む社内整理
7月ごろから少しずつ始まった断捨離&社内整理。大きい裁断機があった場所には新しい棚が入りました!A3以上の紙などが出しやすくなり、作業がよりスムーズに。よく見ると棚色が一部違いますが、この話はまたいずれ。

スタッフが美味しく頂きました
よく見るテロップですが、撮影を担う会社として有難いことにTDIもその恩恵を受けています。これはコーヒー香るティラミスロール。食欲の秋、どころか食欲の春夏秋冬。

■スタッフの声■ 働く環境が綺麗だと、仕事にもやる気が出るなと思います。また、来社されたお客様にも居心地のいい空間になるように、今後も小さな場所からコツコツ整えていけたら…。ディスプレイも随時更新していますので要チェックです!(佐藤)
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2022年
2021年

●当社の一階は撮影スタジオです
小さいながらも、一通りのスタジオセットと写真加工を誇る「小さな工房」です。特に食品の撮影が多いため、お皿やコップなどの食器類は壁一面に揃っています
ティザー撮影の導入
これはカメラに触ることなく、遠隔でPCから露出やシャッタースピードを調節してシャッターを切るシステムです。料理を真上から撮るシーンのために導入しました。今までは脚立に立って下を見下ろしながら撮っていましたが、やはり90度ぴったりというのがむずかしく、角度を優先させるとファインダーを覗けないままでシャッターを切る、という状態でした。それが専用の雲台とクリップでカメラをスタンドに固定し、フルリモートで撮れるように。画角もPCでチェックしながら撮影できるため、クライアントさま立ち合いの時も便利です。

●撮影前のイメージ画を描く
これは必ずしも必要な工程ではありませんが、当社では撮影前にイメージを固めるためにラフスケッチを描いています。撮影前にクライアントさまとイメージを共有する際にも使用しますし、スタッフ同士で目指す絵を共有することで、準備もスムーズになります。今までは紙に直接描いていましたが、最近では液晶ペンタブで描くことが増えてきました。
▲デッサン力がモノをいうラフスケッチ。
場合によっては着彩までしますが、あくまで設計図ですので、凝りすぎないよう注意が必要です。また、その後のデザインを考えるにあたって、写真のどこに文字が乗るのか、といったことも考慮に入れます。支給された写真の場合「いい写真なんだけど、文字を乗せる場所がない」ということもよくあるため、必要な余白を考えて構図を決めます。

▲シャッターを切った直後の写真はすぐにPCで確認できます。同じカットで数十枚は撮影するので、前後の写真と比べながらベストな写真を導き出します。
時間との勝負
焼き菓子やクッキーなどは、数時間放置していても見た目はさほど変化しませんが、麺類や煮物、水でふやかす物などは調理してすぐ撮影しなくてはいけません。調理中にライティングやシチュエーションを確定させ(場合によっては焦点も固定)、出来上がりと同時に撮影します。ここで、撮影するものの盛り付け具合や重なり具合などの微調整をしなくてはいけませんが、時間が限られています。今回は濡れたお餅にきな粉を振りかけて撮影するシーンがありました。濡れて色が濃くなったきな粉はあまり写したくありません。でもきな粉の形がきたないまま撮影しても、全体が美味しそうにみえません。時間との勝負でした。もちろん、ある程度はのちの画像加工でも修正が効くので、修正できる範囲とそうでないところの見極めも重要です。
うまく行った時は勝ち誇りたくなる
シャッターを切った直後、「これはうまくいったな」という実感がある時があります。ただ、それは「写真として美しく撮れた」という観点なので、必ずクライアントさまにも確認を取ります。双方が「これがいい」という写真を仕上げることで、自信をもって世にリリースできる作品が仕上がります。

●永代を楽しむサイト「永代みたい」をもっとみたい!
→公式サイトはこちら
永代花壇特集
永代では四季折々のお花を楽しむことができます。一押しはタカサゴフヨウ(左)。小さなお花ですが、白色と中心の濃紫色のコントラストがよく映えます。7月から9月が開花時期ですが、朝に咲いた花が夕方にはしぼんでしまうため、儚さも感じさせます。花言葉もその印象に違わず、「繊細な美しさ」です。

●デザイン絵画教室がひらく絵画教室だより
6月の課題
「マーブリング」

今月は専用の液とインクを使用してマーブリングを行いました。自分の好きな色の絵の具をたらした液の中にコースターをつけて取り出すと…びっくりするくらい綺麗な模様が映し出されます。色合いや模様に一人一人の個性が現れるので、一緒にわくわくしながらマーブリングしました。最後に金色の絵の具やペンを使ってオシャレに仕上げました。
▲模様は取り出してからのお楽しみ!

●最近のできごとぽろぽろ

油絵レクチャー!
美大出身のスタッフによるレクチャーを行いました。種類の異なるオイルの使い分けがポイントなんだとか。オイルからは独特の匂いがするのですが、社長を筆頭に「イイ香り!」と声があがり、意外にも好評でした。

除湿剤、大量導入
多くの紙媒体を扱うデザイン会社では、梅雨の湿気は天敵です。そんな時期に欠かせないアイテムが除湿剤。ひとつふたつ置いただけでは、到底湿気をとることはできないため、とにかく数を置いて対策を行います。

感染防止シールド新調
コロナ勃発から早1年以上。古いシールドから新調しました。密閉しすぎも逆効果とのことなので、通気性も確保しつつ、視界も妨げづらい天井からのぶら下げ型を採用しました。

今更ですが掃除機導入
先月の大掃除に引き続き、社内美化を進めるために掃除機を導入しました。これまではホウキとフローリングワイパーにて掃除を行っていたため、効率アップが期待できます!

■スタッフの声■ 油絵のレクチャーを担当しました。難しそうな印象の油絵ですが、ちょっとしたコツさえ掴んでしまえば、使い手を選ばない包容力のある画材です。(安部)
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