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社外報「千と希の設計図」






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千と希の設計図 web版 2026年6月号
田舎っぽいのがダサい! 普段我々が使う「ダサい」の語源は諸説あるそうですが、「田舎(いなか)」を「だしゃ」と読んで、「だしゃい」「だしゃ臭い」が縮まって「ダサい」になったという説は、なかなか説得力がありそうな気がします。つまり、 「田舎っぽい」→「野暮ったい」→「垢抜けない」 という意味の変化です。 これは都会から見た際の距離感、とりわけ美意識との距離を測る言葉として生まれたのかもしれません。田舎出身のがっきー社長にしてみれば、ずいぶんひどい話ではありますが笑 「ダサいデザイン」は「不安」が生む ・装飾が多すぎる ・色数が多すぎる ・フォントを使いすぎている ・余白を全部埋める ・全部強調されている これらはよく「ダサい」と言われます。見ている側としても落ち着きおませんよね。そして人間は不安になると飾り始めるという不思議な性質があります。 ・影を付ける ・縁取りする ・グラデーションを足す ・アイコンを増やす ・色を増やす ・キャッチコピーを追加する 全部「もっと伝わるかも」という不安から生まれています。作り手の不安がデザインを通して見る側に
7月14日


千と希の設計図 web版 2026年5月号
「年寄りの見え方」 デザインをする際「お年寄りにはこの色のくみ合わせは見えづらい」「お年寄りは〇〇pt以上の文字でないと見えない」など、駆け出しのデザイナーだった当時の自分の感覚としてはまったく共感できないことがありました。時は流れ自分も中年を過ぎ、「年寄り」に足を踏み込んできつつあります。以前は理解ができなかった「お年寄りの見え方」が自分にもわかるようになったのか? という問いを自問自答し、デザイナー目線でのお年寄りの求めるものを考えていけたらと思っています。 ①長い文章にうんざり 現代ほどデジタルメディアがなかったころに少年時代を過ごした我々世代にとって、本を読むこと自体は娯楽であり、苦痛でもなんでもありません。ところが、長時間集中して文字を追う作業、同じような姿勢でいることが以前ほど容易ではなくなってきました。フィジカルな衰えというものです。同時に、文章そのものの本題に入る前の前振りや例え話、作者の小噺などがどうでもいい気がしてきて「早く結論を言え」というマインドになります。フィジカルで長時間が耐えられなくなったせいでゴールまでの時間を
7月14日


千と希の設計図 web版 2026年4月号
黄金比率の謎 黄金比率とは、人間が最も美しいと感じる「1:1.618」の比率です。古代ギリシャ建築や名画、自然界にも見られ、デザインやロゴ作成において安定した美しさを提供する基準として使われます。 ただ、古くから語られるこの比率が、優れた建築や美術から紐解かれるのであれば「じゃあこれを物差しに作ればいいじゃん」って思いませんか? 比率はわかっているわけですし、この比率通り作っていけば世界的に有名な造形物と同等の美しさのものができあがるでしょ?と。 …ところがそううまくはいかないのです。がっきー社長も一時期このスケールを物差しにしていろんな配置を組み立てようとしたことがありましたが、全くうまくいかないのです。デザインは 面積 色 密度 情報量 余白との関係 といった〝重さ(あるいはスタンド)〟でバランス取っているため、単に配置の距離感がスケールで測れたとしても、良いデザインになるかどうかは別問題なのですね。結果、載せるべき情報を適切と思われるバランスで配置した後の微調整として比率のスケールの助けを借りる、といった答え合わせとしての使い方の方が実用
6月1日


千と希の設計図 web版 2026年3月号
基本はマスターした。 次は…? デザインはセンスの仕事ではなく、実際にはかなりロジカルな世界です。見やすい紙面・画面を作るには基本を押さえれば誰でも到達できるもので、5つの原則(近接・整列・反復・コントラスト・バランス)があることはご存知の方も多いでしょう。ただ、このあたりはちょっと勘のいい人ですと特段学ばずとも身につけている場合があります。おそらくは美しいもの・見やすいものに対峙した時に「なぜそう見えるか」という仕組みを無意識に理解しようとしているのではないかと思います。これをセンスというならば、確かにセンスがものを言う世界かもしれませんが、後から学ぶことでも身に付けることはできます。では、ある程度基本を身につけた人がその上に行くための正しい練習はなんなのか、というところが今回の話題です。 詩吟の世界 叔父が長らく詩吟を嗜んでいますが、聞いた話によると、詩吟には楽譜がなく、師匠の歌を聞いて真似ることで節回しを覚えるそうです。つまり、師匠の数だけ節回しやメロディが存在するのです。しかしながら総体としての詩吟は引き継がれている、というのはなかな
6月1日


千と希の設計図 web版 2026年2月号
記録媒体はすべて、 いずれ劣化し、消えていく −そして記憶も消えていく。 突然個人的な話で恐縮ですが、最近、物忘れが激しくなった家族と向き合うことが増えました。 ある一定の期間の記憶が抜け落ちる、というよりも、今説明したことが数分後には消えてしまい、同じ質問を繰り返されます。その間隔があまりにも短いため、筋道立てて物事を説明することが難しくなります。本人にとっては常に「初めて聞く話」なので、戸惑いもありません。 記憶が失われると、自分が何者であるかを証明する術を失います。社会的な役割や日々の行動によって自分を保っていたはずなのに、それらが積み重ならない。昨日も今日も切り離され、ただ「今」だけが存在する。私たちは普段、記憶によって自分という存在を支えています。もしそれが消えたら、自分はどこに残るのでしょうか。 そこで今回は、私たちの周囲にある「記録媒体」について考えてみたいと思います。 ■ フロッピーディスク(FD) 5インチフロッピーディスクが有名ですが、その昔は8インチや5インチというのが存在しました。記憶容量は1.4(1.2)MBで、今に
6月1日


千と希の設計図 web版 2026年1月号
2026年スタート! 「今更何を…」と言われそうですが、まぁ、1月号ということで。 2025年は特に何もなしえなかった年(断言)でしたが、2026年は前向きに進もうと、気合だけは十分。……ところが蓋を開けてみると、大して進んでいませんでした。といいますか、実は1、2月は変化の少ない弊社にしては比較的忙しい時期で、てんやわんやだった、という言い訳をしておきましょう(笑)。とはいえ、3月から4月にかけては仕事量がかなり落ち着く見込みですので、自社の力を蓄えつつ、自社アピールにも本腰を入れなくては、というところです。 そんなこんなで、新しい年に入って何に取り組んだのかと申しますと…… ①DM発送 ②求人(絵画教室) ③新しいプロダクション プリンター導入 ④UTM刷新 ⑤新カリキュラム ⑥子ども食堂引き継ぎ 並べてみるとそれなりに動いているようにも見えますが、なんとなく順不同で、かいつまんでご報告します。 プロダクションプリンター、 UTMを導入(刷新) 取り組みというには少々大袈裟ではありますが、弊社としては大きな買い物の一つです。...
5月29日
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