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社外報「千と希の設計図」






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千と希の設計図 web版 2026年4月号
黄金比率の謎 黄金比率とは、人間が最も美しいと感じる「1:1.618」の比率です。古代ギリシャ建築や名画、自然界にも見られ、デザインやロゴ作成において安定した美しさを提供する基準として使われます。 ただ、古くから語られるこの比率が、優れた建築や美術から紐解かれるのであれば「じゃあこれを物差しに作ればいいじゃん」って思いませんか? 比率はわかっているわけですし、この比率通り作っていけば世界的に有名な造形物と同等の美しさのものができあがるでしょ?と。 …ところがそううまくはいかないのです。がっきー社長も一時期このスケールを物差しにしていろんな配置を組み立てようとしたことがありましたが、全くうまくいかないのです。デザインは 面積 色 密度 情報量 余白との関係 といった〝重さ(あるいはスタンド)〟でバランス取っているため、単に配置の距離感がスケールで測れたとしても、良いデザインになるかどうかは別問題なのですね。結果、載せるべき情報を適切と思われるバランスで配置した後の微調整として比率のスケールの助けを借りる、といった答え合わせとしての使い方の方が実用
6月1日


千と希の設計図 web版 2026年3月号
基本はマスターした。 次は…? デザインはセンスの仕事ではなく、実際にはかなりロジカルな世界です。見やすい紙面・画面を作るには基本を押さえれば誰でも到達できるもので、5つの原則(近接・整列・反復・コントラスト・バランス)があることはご存知の方も多いでしょう。ただ、このあたりはちょっと勘のいい人ですと特段学ばずとも身につけている場合があります。おそらくは美しいもの・見やすいものに対峙した時に「なぜそう見えるか」という仕組みを無意識に理解しようとしているのではないかと思います。これをセンスというならば、確かにセンスがものを言う世界かもしれませんが、後から学ぶことでも身に付けることはできます。では、ある程度基本を身につけた人がその上に行くための正しい練習はなんなのか、というところが今回の話題です。 詩吟の世界 叔父が長らく詩吟を嗜んでいますが、聞いた話によると、詩吟には楽譜がなく、師匠の歌を聞いて真似ることで節回しを覚えるそうです。つまり、師匠の数だけ節回しやメロディが存在するのです。しかしながら総体としての詩吟は引き継がれている、というのはなかな
6月1日


千と希の設計図 web版 2026年2月号
記録媒体はすべて、 いずれ劣化し、消えていく −そして記憶も消えていく。 突然個人的な話で恐縮ですが、最近、物忘れが激しくなった家族と向き合うことが増えました。 ある一定の期間の記憶が抜け落ちる、というよりも、今説明したことが数分後には消えてしまい、同じ質問を繰り返されます。その間隔があまりにも短いため、筋道立てて物事を説明することが難しくなります。本人にとっては常に「初めて聞く話」なので、戸惑いもありません。 記憶が失われると、自分が何者であるかを証明する術を失います。社会的な役割や日々の行動によって自分を保っていたはずなのに、それらが積み重ならない。昨日も今日も切り離され、ただ「今」だけが存在する。私たちは普段、記憶によって自分という存在を支えています。もしそれが消えたら、自分はどこに残るのでしょうか。 そこで今回は、私たちの周囲にある「記録媒体」について考えてみたいと思います。 ■ フロッピーディスク(FD) 5インチフロッピーディスクが有名ですが、その昔は8インチや5インチというのが存在しました。記憶容量は1.4(1.2)MBで、今に
6月1日


千と希の設計図 web版 2026年1月号
2026年スタート! 「今更何を…」と言われそうですが、まぁ、1月号ということで。 2025年は特に何もなしえなかった年(断言)でしたが、2026年は前向きに進もうと、気合だけは十分。……ところが蓋を開けてみると、大して進んでいませんでした。といいますか、実は1、2月は変化の少ない弊社にしては比較的忙しい時期で、てんやわんやだった、という言い訳をしておきましょう(笑)。とはいえ、3月から4月にかけては仕事量がかなり落ち着く見込みですので、自社の力を蓄えつつ、自社アピールにも本腰を入れなくては、というところです。 そんなこんなで、新しい年に入って何に取り組んだのかと申しますと…… ①DM発送 ②求人(絵画教室) ③新しいプロダクション プリンター導入 ④UTM刷新 ⑤新カリキュラム ⑥子ども食堂引き継ぎ 並べてみるとそれなりに動いているようにも見えますが、なんとなく順不同で、かいつまんでご報告します。 プロダクションプリンター、 UTMを導入(刷新) 取り組みというには少々大袈裟ではありますが、弊社としては大きな買い物の一つです。...
5月29日


千と希の設計図 web版 2025年12月号
2025年は… 「何もできなかった年」 2025年は……何もできなかった年。 いえ、正確に言えば「何もしていなかった」わけではありません。実際、取り組んだことはいくつもあり、それなりに成果が出たものもありました。ただ、「これが大きく前進した」と胸を張って言えるほどの変化があったかと問われると、正直なところ、そうは感じられないのです。年初に「今年は新しいことをやるぞ」と意気込んでいただけに。 ここで細かな成功を並べ立てて「あれもやった、これもやった」と言うのは、どうにも格好が悪い。だから今年は、あえて潔くこう位置づけることにしました。 2025年は、何もできなかった年。 自戒を込めて、もう一度。 2025年は、何もできなかった年。 今まで以上にAIを活用した年 それでも「どんな一年だったか」と振り返ると、AIをこれまで以上に使った年だったとは言えます。 最初は、ちょっとした調べ物や文章作成、ラフなイラスト制作といった用途が中心でしたが、次第に「物語の要約の仕方を学ぶ」「動画編集ソフトの使い方を学ぶ」といった、より踏み込んだ使い方へと
1月9日


千と希の設計図 web版 2025年11月号
マネと創造のあいだで 少し前、ある人気イラストレーターの“ トレス疑惑 ”がSNSを騒がせました。モデルの横顔を参考に描いたイラストが「写真の模倣だ」と炎上し、過去作まで掘り返される事態に。実際にはモデル本人とのトラブルもなく、著作権法にも触れていませんでしたが――広告の世界では「事実」よりも「イメージ」が命。 おそらく広告主としては「ケチのついた作品は使いづらい」と判断したのでしょう。結果的には事後承認の形になったことが問題視されましたが、著作権法違反はあくまで“親告罪”。つまり、本人が訴えない限り“罪”ではありません。にもかかわらず、関係のない第三者が正義を掲げて糾弾する――これが現代の“ネット裁判”。正しさよりも「叩けるものを叩きたい」という欲求が勝っているようにも見えます。今回は、そんな出来事をきっかけに「 制作側のリアルな感覚 」を少しだけ共有します。 マネはいくらでもやる 人はインプットなしにアウトプットできません。意識していなくても、どこかで見たもの、聞いたもの、感じたものが、自分の作品に溶け込んでいるはずです。つまり、...
2025年11月7日
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