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Image by Dong Cheng

千と希の設計図 web版 2023年12月号



デザインの3つの奥義


 12月は前半にイベントが続き、後半は本業であるデザイン制作が忙しくなってきました。これは本当にありがたいことで、私自身も制作の現場マンとしてたくさんデザインを作りました。

最近はデザインのディレクションの仕事が増える中、久しぶりに携わったデザイン制作は、改めてとてもやりがいのある仕事だと実感しました。徹夜しても、作品が完成したよろこびで次の日に眠くならないのです(笑)。新しい商品のラベル、コンサートプログラム、通販冊子の見開きページ、音楽コンサートチラシ、大学のポスター…etc.この「ハイ」な感覚を昨今の若いデザイナーは経験したことがあるだろうか…?と思います。立場上徹夜仕事を推奨するわけにはいきませんが、「何よりデザインが楽しくてやめられない」という快感を、デザインをやる人間には一度は体験してもらいたい気がしますね。



3つの奥義


 それはさておき、わたくしがっきー社長がデザインを生み出す際、どういうロジックで作っているのかをまとめてみることにしました。大きくは3つの流れがありまして、いずれもレイアウトの話です。その一つ「密度」についてを今回書き記すことにします。



生け花とレイアウト


「レイアウトは生け花に似ている」と普段から感じます。出来上がった生花の作品を見ると、デザイン的な感覚が生きているな、と感じることが多々あるのです。例えば最初に一本の枝があるとして(A)、2本目を足すとしたら、B orC orD どんな枝が良いでしょう?



これはどちらかというとCですね? なぜ Cかというと、Aが鉢の真ん中から左寄りに向かっているので、右側の空間に枝が欲しくなります。これは密度が薄いほうに物を足し、左右の密度の均一にします。Dではない理由は、2本めの枝がAの根っこより鉢に対して例えばこんな感じに装飾していきます。(H) 右側からスタートするので、Aと同じ長さでは右の方に密度が偏るためです。


3本目を足すとしたらどうでしょう?

EorForG

 ここでは先ほどの2本めの枝で密度が均一化されているのに対し、微妙に密度を偏らせて緊張感を呼ぶ作業です。

 3本めはFを選ぶとします。密度感は左右を意識するというより、真ん中の3本の枝のかたまりを一つの枝と捉え、次の細かな花を添える作業に移ります。


例えばこんな感じに装飾していきます。(H)



 このように、必要な枝や葉っぱ・花などを足していって美しい配置を決めていくのは、デザインのレイアウトを決める時と非常に似ています。工程が似ている、というよりも、使う感覚が似ているように思います。

 これは例えば文字を並べるときに役立ちます。(図1)この凡庸なカタカナをタイトルロゴのように並べます。文字そのものの形は大きく変えられませんが、その大きさや空間の密度を考えて配置し、微妙な緊張感を残します。そこへオブジェクトを追加し、密度を均一化して

完成させます。

 このように、密度を均一化する→不均衡化する、の繰り返しをしてレイアウトを作っていく、というお話しでした。






 


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11月は20マス×20マスの方眼紙を使って、ドット絵を描きました ! 当初は簡単な動物を描いてもらう予定でしたが、子どもたちの溢れる想像力で様々な生き物や食べ物などのピクセルアートが生まれました ! 細かな表現は難しいものの、大まかな影の付け方を学べたのではないでしょうか?