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Image by Dong Cheng

千と希の設計図 web版 2024年1月号




西暦2024年


 明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。「ここ数年全然取引してないけど?」という方もいらっしゃるとは思いますが、こうやって黙ってこのレターを読んでいただける方がいらっしゃるという事実に支えられて来ています。我々は元気にやっておりますので、ぜひ必要な時にお声がけいただけましたら幸いです。



東◯大学出身のインテリが投げかける質問


 さて、先日弊社に来られたお客さまとお話をしていて「貴社の一番の売りはなんですか?」と何の気なしに聞かれ、即答できなかったことに一抹の悔しさを覚えました。というのも、今年は自社の宣伝を今まで以上にしよう、と思って自社の強みをいろいろな言葉にしながら考えていた真っ最中で、集約した「決めの一言」が決まらない状態でしたので、即答できなかったのです。



「千と希の設計図」で自社の強みを言葉にする


 人はなぜデザイン会社に依頼するのでしょうか? そもそもデザインという仕事があるのはなぜでしょう? 「かっこいいデザインを作ってもらいたいからに決まってる」という答えがどこかから聞こえて来ますが、その先にある願いも同時に伝わってきます。

 「自社の商品・サービスが売れるようになりたい」「どこに出しても恥ずかしくないものがほしい」等、サービスの姿勢や、作るアイテム、ひいては自社の今後の展開への期待感がそこにあります。



「売れるデザイン」という怪しいワード


 「デザインが良いから売れた」と言われるものはたくさんあるでしょう。しかし、それは時勢やキーワード、ブランド力など、いろいろな要素が噛み合った結果であり、たまたま強かった要素が「デザイン性」だった、といったことにすぎません。デザインだけでモノが売れるなら、みなさんもっとデザイナーにお金を注ぎ込むはずですよね(笑)。

 とはいえ「デザインが悪くて売り上げが落ちる」ということはあり得ます。会社の信用を落としたり、今まで売れていたモノが売れなくなる可能性があるので、デザインを受注する以上、これだけは絶対に避けたいところです。

 整理すると、「売れるデザイン」はないが、「売れるために良いデザインを作る」というのが私たちの姿勢です。「良いデザイン=売れる」わけではありませんが、お客さまの商品やサービスに対して、最大限その魅力を引き出し、正確に伝えるアイテムを作ることに尽力します。



3つの目標


 ではデザイナーの立場で売れるために何に注力しているかといいますと、これは3つありまして、

①わかりやすいこと

②長持ちすること

③未来を作ること


①わかりやすいこと

…どんなに良い商品やサービスでも、伝わらないことにはその価値をわかってもらえません。見る人(読む人)に対して、どの情報がどれくらいのボリュームでリリースしていくか、また目線誘導が適切か、言葉が複雑でないか、絵で見せるか写真で訴求するか、文字のメリハリで魅せるか。を判断します。時には多少ダサくてもベーシックな説明を入れる必要があります。


②長持ちすること

…時流に流されないデザイン、といいますか、基本を抑えた正しい見せ方を心がけています。文字が読みやすいこと、写真が魅力的に見えること。優れたデザインはどの年代にとっても価値のあるものになり、色褪せません。幅広い世代に受け入れられやすく、どの時代にも通用するものは、売上に大きく貢献するものだと思います。


③未来を作ること

…まだ世の中に出ていないサービスや商品はもちろんのこと、既存のものであっても、「これを手に入れることでこんな未来が待っている」といった未来の設計図を作るのもデザインの仕事です。それを見ることで、近い将来くるであろう世界を体感することができます。最初にクライアントのお話をお聞きし、その言葉から未来の世界を描き出す、という感覚です。その際にクライアントからの言葉が論理的であることや、具体的であることとは全く別で、その「思い」が伝わってくると、それを表現したくなるのが作り手の性分です。実は売れる要素というのはこの「思いの伝達」部分に依るところが大きいの

ではないかと薄々感じているのですが、検証不可能なのであまり言いません(笑)。ただ、口数の少ない社長さんの話を聞いて作ったDMが、その後何年も集客の効果を上げた、という例は何度も目の当たりにしました。



西暦三〇二四年


 さて、「①②③が自社の注力しているところです!」はいささか長いですね。「写真加工が得意です!」と伝えたほうがわかりやすい。でもそれではあまりに部分的すぎるし本質が伝わらない…ということで、「長持ちするデザインを作ること」が強みです!

 これが当社の強みです。…地味ですが、大事なことだと思います。いつまでも新しいデザイン、と言い換えてもいいですね。多くの世代に受け入れられ、時代がすぎても古くなりません。それは長年にわたってクライアントの信頼を高め、売り上げに貢献するする大きな力になります。サウザンドデザインとは千年続くデザインを生み出す会社です。

 新年早々いささか大仰な自己紹介で恐縮ですが、西暦3024年まで、どうぞよろしくお願いいたします。







 

ぬり絵コンテスト2024作品募集中!


今年も「ぬり絵コンテスト」を開催します ! ぬり絵データを、HPからダウンロードし、A4サイズにプリントアウトし、着彩を施して、応募用紙と共にご応募ください。紙質や着色方法は自由です。みなさまのご応募を楽しみにお待ちしています !








 


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デザイン絵画教室がひらくだより




12月の課題

「オリジナルケーキを描こう



140色のペンを使ってケーキを描きました ! みんな色選びに盛り上がりましたね ! 自分が食べてみたい想像のケーキはとても美味しそうです。今回のポイントはハイライトと影。くっきり描くことでグッと見栄えがよくなりました。





フォークにケーキのかけらが !遊び心があって楽しい !





抹茶やあずきの和風ケーキ !文字の色も渋くてすてきです。




レインボーなお皿や飾りでポップで楽しい雰囲気♪





珍しい寒色系ケーキ ! クールで爽やかな味がしそうですね !




クリームが立体的に描けていて◎栗もツヤツヤでおいしそう !





クリスマスカラーの大きなホールケーキ ! 飾りもかわいい !





大人っぽい雰囲気 ! たれているチョコレートもオシャレ !





デザイン絵画教室がひらくだより〜大人編〜



大人クラスでは、好きなモチーフを好きな画材で描いたり、基礎から学んだり、お子さんと一緒に参加されたりなど、一人一人に合った授業を行っています。




水彩で描いています。ナスと布の質感の違いがでていて素敵です。




大人クラスでも、今月の課題を行うことが出来ます♪クリームのにっこり笑顔がかわいい♡




大人デジタルクラスでは、それぞれの目指す方向に合わせて、好きなモチーフを描くことが出来ます。




 


●最近のできごとぽろぽろ


色彩検定UC級合格!


スタッフ全員2級合格の次は、全員UC級合格を目指します。最初の合格者は中村&佐久間です ! UC級保持者はさまざまな人の色の見え方に対応することができます。




応接スペースの大掃除


過去の遺産が眠る応接スペースの棚の整理をしました。もったいない精神と戦いながら、すっきりと片付けることができました! スペースも少し広くなりました。




先生は木版画を作れる?


「木版画をやってみたい」というリクエストを受け、今までメニューに加えてこなかった版画に挑戦してみました。木目の少ないボードを選んで取り組んでいます。






●クリスマススペシャル! 杉並みんなの食堂レポート


12月15日

「唐揚げ丼」


今回はから揚げ丼! さらにクリスマススペシャルということで、特大ケーキをみんなで食べました。サックス&ピアノのミニコンサートや子ども服バザー、お菓子のプレゼントもあり、心温まる特別感のある1日でした。


 

■スタッフの声■

まだまだ寒い日が続きますが、お気に入りのタンブラーで乗り切っていきます!

( 高井)

 

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