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Image by Dong Cheng

千と希の設計図 web版 2021年6月号



組み立て説明書を制作しました!


段ボール素材を使った、災害用の生活用品の製造を行っているメーカーさまから、商品の撮影および取扱説明書の制作依頼をいただきました。今回は、既にリリースされていた個室スペースキットの改良版です。細かな部分がブラッシュアップされ、強度が増し、使い勝手がよくなっています。


撮影時に感じた不安


撮影時にお客様と一緒に製品を組み立てました。全体的にはシンプルな構成なので、難解さはありません。指示通りに進めるとスムーズに完成しました。しかし、作っている途中、ひとつひとつのパーツの作りや組み立て手順が複雑になっていることに気づきました。「これはお客様が帰ったあと、1人で作れないのでは?」と不安になります。当然、この時点で組み立て説明図などはありません。なぜならこれから我々が作るのだから…。撮影した商品を分解する際は1つ1つ手順を確認し、持って帰ろうとするお客様にお願いして商品をお預かりし、組み立て図の制作にとりかかるのでした。


 

●正確さ ×見やすさ






果たして難易度高め

「お預かりしてよかった…!」そう実感したのはその次の日。撮影した写真を見ながら組み立て図を描く際、まず最初に作るパーツAの折り方がわからなくなってしまったのです。スタッフと一緒に再度組み立ててみました。スマホで写真を撮り、初めての人が何をすべきかを確認します。まさか一番最初に作る「手順1」からつまづいてはお話になりません。


理想は図だけ

しかし、最初のパーツは難解に思えましたが、次の手順からはそこまで難しくはありません。ただ、2つ以上のパーツが同じパーツを共有する箇所があります。構造上、その方がシンプルなのですが、説明するのは意外に難しいものです。かといってくどくど長い文章で説明するのは説明書としてはよろしくありません。理想は、図だけ見て理解してもらうことです。


限られた世界

さらに我々が頭を悩ませたのは組み立て説明図の面積です。今回はA4サイズに入りきらないのです。組み立ての手順を減らして1つの図にまとめようと、何度もラフを書きながら考えましたが、わかりやすさを確保するためには、どうしても倍の面積が必要でした。そこで、表裏構成とし、余裕を持って説明をすることにいたしました。。


仕上がる喜び

最後は線の太さを統一させたり、文字の表現がダブらないように校正をし、矢印の向きの微妙なズレを修正したりして完成です。もちろんお客様にも見ていただき、お客様からの修正も反映しています。白黒一色の紙面とはいえ、フルカラーのチラシよりも手をかけました。その甲斐あって、出来上がった時の喜びもひとしお。この説明書は商品に同梱され、購入された方は必ず見ることになるでしょう。説明書の良さは、そのまま商品の良さにもつながるものです。実際、この商品は全国の自治体に採用されている人気の商品。その一部を担えたことを嬉しく思います。








 

●永代を楽しむサイト「永代みたい」をもっとみたい!

→公式サイトはこちら



机の上で再現する 不思議な街 永代

「えいたいみたい」にてペーパークラフトを公開しております。永代の街で見つけることのできる、興味深い建物を選んで制作しました。どれもA4サイズの用紙に印刷して、組み立てていただくことができます。

ふと机の上を眺めると、少しだけほっこりした気持ちになれる。そういったサイズ感です。ぜひ気軽に挑戦し、実際に手にしていただけますと幸いです。

▲えいたい作りたい!【ペーパークラフト集】