
カッターナイフの使い方 |
習わないカッターナイフ
突然ですがカッターナイフの使い方を学校で教わった記憶のある方はいらっしゃいますか?
肌感としての見解ですが、おそらく授業でカッターナイフを取り扱うか否かは学校によってまちまちのようです。ハサミはかなり小さい時(幼稚園くらい?)から「お道具箱」の中に入っていたように思いますし、私も親から教わった記憶があります。ところがカッターナイフとなると…?
絵画教室に来てくださっている生徒さんに聞いても、学校でカッターの使い方を教えてもらった人は非常に稀でした。では、私たちはカッターナイフの使い方をいつ、誰に教わったのでしょうか。

カッターナイフは危険なのか
小さい頃にカッターナイフを使わせない理由はおおよそ想像がつきます。ハサミに比べカッターナイフは切れ味が鋭く、歯も脆いため、小さなお子様に持たせると危険、という判断ですね。刃物なので、取り扱いには注意が必要ですが、包丁や彫刻刀は授業でも扱うので、カッターナイフもしっかり使い方を教えてあげればよいのでは?というのが私の見解です。
ちなみに私は小学校3年くらいのとき、競技用の紙飛行機作りにハマった時期があり、その時に使いまくりました。その紙飛行機の本に手順が詳しく掲載されていたので、見よう見まねで試していたのかもしれません。
大人になってもカッターを使ったことのない人のカッターを使う手元を見ていると、かなり不安になるものです。とはいえ、難しい技術ではないので、経験者の元で数分でも手ほどきを受ければ充分です。

習わぬなら、
習ってしまおうホトトギス
今までも絵画教室では少しは使っていたのですが、当然の事ながら習っていない子供たちにとって、紙を切るために使いやすいのはハサミですので、自分で選ばせるとハサミを使用してしまいます。そこで、今回の絵画教室ではカッターナイフを積極的に使った課題にしてみました。いつかはやってみたいと思っていた課題のひとつです。(ちなみにハサミの使い方もおさらいできたらいいな、とは思っております)。幸いにして当絵画教室はマンツーマンの少人数制なので、生徒さんの手元を先生がしっかり注視することができます。大人の方も、これを機に「カッターナイフを使える人」にランクアップしてみてはどうでしょう(笑)。
具体的な使用ポイント |

刃の前に指を置かない
基本にして全て、安全上の注意はこれに尽きます。うっかりやりがちなのが、物差しを支えている手の指先が、物差しよりも飛び出てしまう時。勢いよく刃を進ませた結果は想像したくありません。本当に注意が必要です。
方向転換は最