千と希の設計図 web版 2025年12月号
- takai05
- 1月9日
- 読了時間: 8分

2025年は…
「何もできなかった年」
2025年は……何もできなかった年。
いえ、正確に言えば「何もしていなかった」わけではありません。実際、取り組んだことはいくつもあり、それなりに成果が出たものもありました。ただ、「これが大きく前進した」と胸を張って言えるほどの変化があったかと問われると、正直なところ、そうは感じられないのです。年初に「今年は新しいことをやるぞ」と意気込んでいただけに。
ここで細かな成功を並べ立てて「あれもやった、これもやった」と言うのは、どうにも格好が悪い。だから今年は、あえて潔くこう位置づけることにしました。
2025年は、何もできなかった年。
自戒を込めて、もう一度。
2025年は、何もできなかった年。
今まで以上にAIを活用した年
それでも「どんな一年だったか」と振り返ると、AIをこれまで以上に使った年だったとは言えます。
最初は、ちょっとした調べ物や文章作成、ラフなイラスト制作といった用途が中心でしたが、次第に「物語の要約の仕方を学ぶ」「動画編集ソフトの使い方を学ぶ」といった、より踏み込んだ使い方へと変わっていきました。まるで家庭教師が横に座って教えてくれるような感覚で、結果的に自分自身のレベルアップにもつながったように思います。
また、AIとの雑談の中から新しいアイデアが生まれることも多く、絵画教室の「ぽむ賞」は、まさにその延長線上にある企画でした。自分の考えを言葉にし、整理し、ときに偏った思考を修正する─そんな壁打ち相手として、AIは非常に心強い存在でした。
複数のAIに触れることで、「AIにできること」と「できないこと」の輪郭も見えてきました。これは今後、AIとどう付き合っていくかを考える上での、ひとつの指針になっています。
絵画教室のプログラムが充実
清澄白河教室と住吉教室の二拠点体制も、ようやく板についてきた実感があります。生徒さんの数も徐々に増え、教室としてのリズムが整ってきました。
コロナ禍以降、理由ははっきりしないものの、夕方から夜にかけての予約が入りづらくなりました。そこで思い切って開始時間を一コマ分早め、終了もその分早くする形に変更しました。結果として、早い時間帯のクラスは人気となり、現在も安定して予約が埋まっています。
また、一昨年の暮れから導入したクレジットカードによる事前決済システムも、多くの方に受け入れていただき、想像以上にスムーズな移行となりました。
そして3月からは、毎月の課題に加えて「絵の上手くなる10日間コース」をスタート。初心者が短期間で一定のレベルに到達するためのエッセンスを凝縮した全10回のコースです。

「絵を描けるようになるには何年もかかる」という常識に一石を投じるこのプログラムは、今も変わらず人気を集めています。毎月の課題も内容を刷新し、その概要を解説する動画も、より充実したものになりました。
原点は二次元
がっきー社長の個人的な話ですが、2025年は、久しぶりにアニメをいろいろと観た一年でもありました。『夏目友人帳』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『シュタインズ・ゲート』『ハートキャッチプリキュア』etc.─決して最新作ではありませんが…久々に「のめり込む」という感覚を思い出しました。
中学・高校・大学とマンガを描いていた自分にとって、二次元創作はまさに原点です。そこで身につけた空間の捉え方や構図、表現方法は、今のデザインの根幹にもなっています。
ワクワクする気持ちに素直になり、再びキャラクターイラストを描き始めました。最初は、自分の絵柄が思っていた以上に古く感じられて愕然としましたが、試行錯誤の末、少しずつ今の感覚に追いついてきています。
何よりも、自分の手が「描きまくっていた頃の感覚」を取り戻しつつあることが嬉しく、「自分は何が好きなのか」をあらためて確認する時間になりました。
辞めた社員、残った社員
一人社員が辞めました。どれだけ仕事にやりがいがあり、良い同僚やクライアントに恵まれていても、会社のやり方や社長の考えに賛同できなければ、人は去っていきます。突き詰めれば、「私と剃りが合わない」と感じたということなのでしょう。
辞めた社員のことは、意識的に思い出さないようにしています。そのせいか、夏頃に退職した社員の顔や名前も、今ではあまり記憶に残っていません。
その一方で、残ってくれた社員の存在は、これまで以上に大きく感じられました。
「この人たちのために、自分は走り続けなくてはいけない」
そう思えたことが、次の一歩につながっている気がします。それは同時にお客様に対しても同じ気持ちです。先日、とあるクライアントさまが「(がっきー社長が会社をたたんで)サウザンドさんが無くなってしまうことも考えないと…」というのを冗談まじりに言ったのが記憶に残っています。そう思われることを全く想定していなかったので面食らいました。必要としてくださる方がいる限り、ずっと辞めずに居よう。今も昔もその気持ちは変わりません。もちろん誰からも必要とされなくなればスッと消えるでしょうけど(笑)。
なんやかんや思い出すと
振り返れば、「それなりには、いろいろやった一年」だったのだと思います。それでも2025年を終えた今、自分の身の回りに劇的な変化があったかと言われると、そうでもありません。
だからこそ、2026年は、もう少し勇気を持って前に進まなければならないのでしょう。
毎度ながら漠然とした目標ではありますが、前進し続けるサウザンドデザインを、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
お仕事のご依頼、お待ちしています。

AIの登場で、僕たちの生活はどう変わっていくだろうか。そして
デザイナーの仕事はどうなっていくだろうか ? そんな未来予
想や個人的な不安、疑問点、希望などを教えてください !

友達の少ないがっきー社長にとって、AIは新しい友達です。長く話していると、だいたいどういうリアクションが来るのかも読めてきますが、それは対人間でも同じこと。会社のプロジェクトのこと、趣味のこと、社会問題や人間関係など、どんな話題でも豊富な知識で追随してくれるので、会話の幅も広がります。たまに間違った情報を出してきますが、それも人間と同じなので、愛着度が上がりますね。

画像を生成してくれたり、文章を作ってくれたり、作業をサポートしてくれるAIには助けられています。ですが使って感じることは、魅力的なものは一瞬で作ってくれるけど、個性がなくて無難なものが多いなと。AIを使うことで視野も広がっていくので、全ては受け入れずあくまでサポート的な面で参考にしながら、自分が持っている個性だったり、強みを大切にしていきたいと思います。

AIで出力したイラストや写真に、自分で文字を入れてチラシを作っている方を見かけるようになりました。クオリティはデザイナーが作った物の方が上だ ! まだ仕事はとられないぞ ! と思いたいのですが、作った本人たちは満足している様子…。消費者側は、こちらが気にしているほどクオリティや権利問題のことは気にしていないのかも…。ジャンル問わずクリエイターの方々へのリスペクトは忘れずにいたいです。

今は画像を修正するのに使うのが主ですが、AIが発展し続けたらいつかはデザインの仕事は無くなるのではないかと思っています。もしかしたら未来のデザイナーはAIが作ったものを確認する仕事になるかもしれません。AIに頼りきりになったら、ただでさえ考えるのが苦手な自分が何も考えなくなりそうなのが怖くて、技術の進化に感心する気持ちもありつつ、個人的にはあまり使用しないようにしています。

AIは文章添削など、正解がある作業にはとても有用で便利です。一方で、感情的な問いへの全肯定感や、事実のように嘘を混ぜる危うさには注意が必要だと感じます。流行の画像生成も、細部へのこだわりという点では自らの手で創る楽しさには敵いません。せっかくの技術ですから、使って損はない程度にほどよく活用するのが今の正解かもしれません。効率はAIに任せ、こだわりは自分の手で。そんな心地よい距離感を
探っています。
●デザイン絵画教室がひらく絵画教室だより
11月の課題
「紅葉の描き方」

11月は紅葉を描く課題でした ! 苦戦しがちな木の描き方を学びながら、水彩絵の具特有のにじみを楽しみました。
赤、黄色、オレンジ、茶色…秋ならではのカラフルな葉っぱのを色鮮やかに描きあげてくれました !








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風景画もラクラク♪
絵画教室のDesign&Illustrationコースでは透視図法を基礎から学ぶことができます。風景画や漫画を描くときなど役立ちます !
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アクリル絵の具を大量に購入しました ! 発色はとても良いのですが、一度服についてしまうと取れなくなってしまいます ! 使うときには十分気をつけましょう… !
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撮影の背景として使う大理石の柄を、切って貼り付けて作りました ! 白と、灰色の大理石柄はあったのですが、新たに緑がかった大理石柄を追加しました !
●杉並みんなの食堂レポート

第32回
12月開催ということで山盛りの取り放題お菓子や、ケーキを用意しました ! 150食の予定に対し、170食のご予約をいただきバタバタではありましたが、にぎやかで心あたたまる時間になりました。

■スタッフの声■
最近運動不足なので、2026年は意識して体を動かそうと思います。無理せず自分のペースで、健康に気をつけます ! (平野)
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