千と希の設計図 web版 2026年5月号
- 6 日前
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「年寄りの見え方」
デザインをする際「お年寄りにはこの色のくみ合わせは見えづらい」「お年寄りは〇〇pt以上の文字でないと見えない」など、駆け出しのデザイナーだった当時の自分の感覚としてはまったく共感できないことがありました。時は流れ自分も中年を過ぎ、「年寄り」に足を踏み込んできつつあります。以前は理解ができなかった「お年寄りの見え方」が自分にもわかるようになったのか? という問いを自問自答し、デザイナー目線でのお年寄りの求めるものを考えていけたらと思っています。
①長い文章にうんざり
現代ほどデジタルメディアがなかったころに少年時代を過ごした我々世代にとって、本を読むこと自体は娯楽であり、苦痛でもなんでもありません。ところが、長時間集中して文字を追う作業、同じような姿勢でいることが以前ほど容易ではなくなってきました。フィジカルな衰えというものです。同時に、文章そのものの本題に入る前の前振りや例え話、作者の小噺などがどうでもいい気がしてきて「早く結論を言え」というマインドになります。フィジカルで長時間が耐えられなくなったせいでゴールまでの時間を短くしたい、という現れですね。。ざっくり言うと「せっかちになった」ということに尽きます(笑)。ちなみにYoutube動画ではAIの「この動画を要約して」というボタンが便利すぎて最近は使いまくっています。数十分の解説動画やニュースなども10行程度にまとめてくれるので、内容だけ知りたい時には重宝します。もっとも動画を制作している側からしたら悲しい話でしょうけど。
とはえ、小説は途中でぐっと引き込まれると、もはやその苦痛などなんのその、最後まで一気に読み進めたくなります。長い文章は避けたい反面、中身が良ければそのマイナス部分は吹き飛びます。
②文字の大きさはあまり気にならない
もしかして今後もっと視力が衰えるとそうは思わなくなるかもしれませんが、今の時点ではほとんど気になりません。確かに小さな文字は見えづらい場面はあるものの、近づいて読めば大丈夫ですし、スマホではピンチすれば良いので、実用上不便と感じたことがない、と言う感じですね。メタ的な観点ですと、。ただ、バランスは気になるところで明らかに文字を小さくして写真で見せたいデザインを見るに「あぁ、これはあまり文字を読ませる気がないんだな→実際大したことは書いてないんだな」と思ったり、やたら大きな文字で本文が組まれていたりすると、デザイン性が無視されていることに不満が出てきます。「年寄りは文字を大きくさえしておけば満足だろ」という投げやりなものを見せられていることに苛立ちを覚えます(笑)。この感覚は小学校の時、歴史の物語をマンガ形式で表現した本を見たときの感覚とにています。「マンガにすれば子供は喜ぶと思ってるんだろ、馬鹿にするな」と子供心に思った人は多いのではないかと思いますが、どうでしょう?
③色は何色でもOK
これも特に見えづらくて受け入れられない、といったものはありません。ただ人間は高齢になると視力の衰えから、微妙な色の違いを認識できなくなっていきますので、情報を伝える際には美しさ重視で色を選んではいけないでしょう。これは背景に写真などが来る場合も多少の配慮は必要で、背景の濃淡の中に単色の文字が乗ると、部分的に見えづらい箇所ができるので、そういったデザインが必要な際にはきちんとどの文字も見えるように細かく調整します。このあたりは音楽でいうところのオケとボーカルの音量バランスみたいな感覚と近しいと思っていまして、若い時はオケの音量が大きくてもボーカルは聴き分けられたのに、最近は「オケがうるさい」と感じる場面も多くなってきた気がします。
いろんなものを見てきてしまった
ある程度歳を重ねると、多くのメディアや情報源を見たり読んだりすることに飽きてきて、もっと自分の知らないワクワクするようなものが欲しくなる、ということなのではないかと思いました。しかも短時間で。経験が増えることの弊害かもしれません。結果、作者の自己紹介、話の導入に世間話から入るといった冗長な文章が無駄に思える、ということなのかもしれません。特にAIの文章は美しくて読みやすい反面、最大公約数的な表現になるため、「大したことを言っていない」駄文になることが多いように思います。今後は文章や写真やイラストも有象無象なものは淘汰され、内容の濃いもの・尖ったものだけが残っていきそうな気がします。健全である反面、クリエイターにとっては厳しい世の中になってきているとも言えるでしょう。

フォントに詳しいデザイナーはどんなフォントが好きなのでしょうか ?
現役のデザイナー達に聞いてみました !


数ある欧文書体の中でも、これは好きな書体です。汎用性が高い書体ではありませんが、この控えめな曲線の中に気品が存在しているように思います。大文字のみで、小 文字はサイズの違いだけで表現されるのが特徴です。「ここぞ」というタイミングで使いたいですね。弊社ロゴにも使わせていただいています。


好きな書体は「A1明朝」です。繊細さと力強さのバランスが良く、上品な印象を与えられるところが好きです。美容系、かっこいい系、高級感あるデザインなど幅広く使いやすいと感じているので、一番よく使う書体でもあります。


プフシリーズのフォントはコロンとしていてかわいらしくて全部好きです ! 特に「プフ サワー」は親しみやすさと綺麗さと読みやすさを兼ね備えていて最近のお気に入りです。レシピページや、子ども向けのページなど、楽しそうな雰囲気にしたいときの見出しに使うことが多いです。


この書体が好きなのは、明朝体の細くてのびやかな部分とゴシック系のどっしりとした存在感のいいとこどりをした書体だと思っているからです。さらに先が丸くなっているので、優しい印象とシャープな曲線が共存しているのが良くて、美容系や食べ物系でよく使いがちになっています。


UDフォントならではの圧倒的な読みやすさと、ほのかな可愛らしさがあって読みやすいのでデザインの検討時にはつい選んでしまいます。
最終デザインで採用されないことも多いのですが、個人的には好きな書体です。
あなたも、絵画教室を始めてみませんか?
毎月のべ100名以上が通う「デザイン事務所がひらく絵画教室」のプログラムを使用して、あなたも絵画教室を開いてみませんか? 毎月の課題の指導ガイド、生徒獲得の広告作成や運営ノウハウなど、充実のサポート体制でご支援させていただきます。ご興味のある方はぜひご一報ください。
●デザイン絵画教室がひらく絵画教室だより
4月の課題
「粘土フルーツ」

4月は紙粘土とアクリル絵の具を使ってリアルなフルーツを作りました。先生にコツを教えてもらいながら制作するとだんだん本物らしくなっていき、どれもおいしそうな作品に仕上がりましたね !










いろいろな作品紹介
絵画から工作まで、好きとこだわりが詰まった素敵な作品をご紹介します♪

●最近のできごとぽろぽろ

ありがとう、清澄白河教室
開催環境の見直しを行った結果、清澄白河教室は住吉教室へ統合となりました。これからも皆さまとともに、絵を描く時間を大切にしていきたいと考えています!
絵画教室の机が増えました
教室の統合で机が増えました。以前から通う方の「変わりましたね〜」というお言葉をいただいたり、土曜日がいっそう活気あふれる楽しい空間になっています。
隅々までお掃除
普段行き届かないところまで丁寧にお掃除しました。お部屋が綺麗になると気持ちがいいですね。綺麗な環境をしっかり維持して、毎日の仕事に取り組みたいです。
梅雨の時期になりました
ジメジメした梅雨の時期。雨続きで気分が沈みがちな季節ですが、この時期ならではの風情を楽しんでみるのもいいですね。(弊社隣は絶賛工事中です。)

■スタッフの声■
今年の夏は暑くなるのが去年より遅めで嬉しいです ! でも酷暑になるとも聞いたので恐ろしいですね。(平野)
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